アメリカで働く上での良い面悪い面【結論:良い事ばかり】

グローバルでAI開発者・データサイエンティストを目指す人向け
おすすめUdemy講座一覧

TOEIC300→海外就職の英語勉強法まとめ

こんにちわ,米国データサイエンティストのかめです.

今日は,アメリカで働くにあたり,私が思う良い面と悪い面を紹介したいと思います.

なお,今回は働く上での良い面と悪い面です.飯がまずいとか治安が悪いとかの生活面はまた別途書きます.

結論からいうと

  • あまり悪い面はない.良い面ばかり
  • 良い面:スキルがつく.技術・ビジネスが最先端,英語の勉強にもなる.人間関係で悩まない,拘束時間が少ない.自由度が高い,給与が高い,などなど
  • 悪い面:失職しやすい.きちんと仕事してくれない人が多い,英語のコミュニケーションが大変,などなど

なお,良い事の方が圧倒的に多いですが,だから「みんなアメリカで働くべき」というわけではありません

これらとトレードオフになるのが”生活する上での悪い面”です.

目次

アメリカで働く良い面

個人的にはアメリカの方が働く面では断然良い事の方が多いと思ってます.

これは,自分自身が選択してアメリカで働いているから当然なんですが,まずは良い面を書いていこうと思います.

スキル面でのプラス

まず,技術者として一番嬉しいのは,チームが使っている技術やツールが最新であることと一緒に働く人たちが超優秀で.その中で働く事でスキルが上がる事です.

日本にいるときは,2~3年前にアメリカで流行りはじめたツールを今使うような感じでした.Githubを使いはじめた時も,Dockerを使いはじめた時も,結構遅かったです.(外資だったのに!!)

アメリカでは常にベストプラクティスを踏襲して,業界標準のものをすぐに取り入れます.そしてそれを知っている人がチームにいるというのもポイントですね.私もアメリカに来てから知ったツールがたくさんあります.

あと,人は本当に優秀な人が集まっています.私のチームは世界中から人が集まっていて,中国,インド,スペイン,カナダ,ポーランド,台湾,イラン, etc.. みんなデータサイエンスを長年やってきた人たちです.

そんな中で働ける事で,自分の技術偏差値が自然に上がっていきます.

仕事がエキサイティング

やってる仕事も最先端で,私が今作っている人工知能のソフトウェアは,日本にはまだない製品ですし,その製品を今はUKで試験導入していますが,その後アメリカ,アジアへの展開を見据えています.

本当の意味でグローバルに働けるのはアメリカだと思います.日本もそうですが,結局その国の会社は自国のビジネスがメインになっていることがほとんどで,本当の意味でのグローバル企業はアメリカに集中しています.

英語の勉強にもなる

英語の勉強が好きな人は,お金もらえてしかも英語の勉強にもなるのでこれもメリットです.

どんなにつまらないミーティングでも,英語の勉強になると思えば結構頑張れます笑

英語はこれからの世の中話せることが必須になる(というかもうなっている)ので,それが仕事しながら自然に身に付くというは最高です.

日本にいるときは本当に無駄なミーティングが多いと思ってましたが,それはアメリカでも同じ事です.無駄な仕事もあるし,つまらない仕事もあります.

けどそれらを英語で行う事で,最低限英語の勉強になるので「時間がただ無駄になる」ということはないです.

人間関係でストレスになることはほぼ無い

本当に大きいなと思うのは,あまり人間関係で悩まないことです.

みんな,あまり他人に干渉しません.

プライベートの話もそこまでしないし,ましてや恋人と付き合ったとか,夫婦仲がうまく言ってないとかあまりそういう話は聞かれないししません.来てる服とか髪型とか,外見についてとやかく言われることもありません.

これは人によっては悪い面になるかもしれませんが,みんな結構ドライです.

でも,仕事に関しても干渉しないので,ストレスが減ります.

どういうことかというと,指示をしたりされたり,進捗を頻繁に聞いたり聞かれたり,チームメンバーになにかを管理されることはありません.

チームメンバー間は完全フラットで上下関係があるのは上司だけです.なのでチームメンバーは全員友達感覚で,よくある先輩後輩関係に見られるマウンティングは皆無です.例えるなら文化祭の準備をしてる感覚で仕事してます.

どこの職場もそうとは当然限りませんが,少なくとも技術チームはそういうケースが多いと思います.仕事で人間関係で悩むことが本当になくなりました.

毎日9時-17時

拘束時間が短いのも,大きなメリットです.

基本オフィスにいるのは9時-17時で,18時にもなるとオフィスはガラガラ,本当に誰もいません笑

金曜日はオフィスにくる人が少ないので,16時くらいになるとガラガラになります.

みんな17時に帰るので,自分も帰りやすいですよね.日本の職場ではみんなが帰らないから帰れない事が多かったです.

仕事が溜まってる場合は家に帰ってやっても良いし,当然オフィスに残ってやっても良いです.

ですが,誰かに管理されることはあまりないので,定時で終わらないような仕事をふっかけられることもないので,自分で判断して「ここまでを今週に終わらせる」とすれば残業することもそんなにありません.

作業量が多いということはマネージャーの責任で,メンバーレベルで抱え込むことはありません.

私は大体毎日9時半ごろにオフィスに行き.18時時ごろに帰宅します.そのあとジムにいくか友達と飲みにいくか,妻と料理をして夕飯を食べるかのいずれかをするケースが多いです.

日本では20時くらいまでオフィスにいることが多かったですが,アメリカでは少なくとも直近1年間は20時までオフィスにいたことはありません.

また,在宅ワークも一般的で,私のチームメンバーは週に1日家から仕事(WFH: work from home)しています.チームによっては上司が別の都市で働いていて月に一回くらいしかオフィスにこないという人もいます.

私は,色々な事を捨ててまでアメリカに来て働いているので,なるべくオフィスにいってみんなとコミュニケーションとるように心がけています.

技術者の給与が高い

あと,自分が日本で働いていた頃は,出世したり昇給したりするとその分仕事も忙しくなって労働時間も長くなっている人が多かった印象ですが,それは一番最悪なパターンで,いつまでたっても労働者から抜け出せないし,自分の時間単価が上がらないです.

給与の面でも日本よりアメリカの方が断然いいです.日本は技術者の給料が低すぎです.技術を極めていくには,相当な勉強が必要で,何年もの経験してようやく一人前の技術者になれるのに,日本では出世してマネージャーにならないといつまでも低給のまま.技術者としてのキャリアを歩むなら,給料は諦めるのが現状だと思います.

しかし,アメリカでは何歳になっても技術者でいられるし,マネージャーじゃなくても会社と場所を選べば普通に年収2500万くらいまでは行けると思います.技術者や研究者としてのキャリアがきちんと用意されています

私のチームも30~50才のメンバーがあまり偏りなくいる感じです.シニアのタイトルがあれば年収2000万を超えます.

他にも色々あげればキリがないですが,無駄な飲み会がないことや服装や髪型が自由(当然会社によりますが,服装についてとやかく言われることはないです.人種差別に敏感なので,髪の色などを指摘されることは絶対ありません.)などが挙げられます.

労働面が本当によくて,私はアメリカで働いてます.

アメリカで働く悪い面

いつでもクビにされる

以前の記事(↓)にも書きましたが,アメリカは2週間前告知で社員のクビをきれます.いつでもきれます.

【新卒年収1千万以上?】米国データサイエンティストの年収事情【リアルな実情を公開】

 

なので仕事で成果が出なかったり,会社の業績が悪かったりするとクビになるんじゃないかとヒヤヒヤしながら働くことになります.アメリカでの労働は失業と常に隣り合わせなんです.

が,

日本人であればクビになっても日本に帰ればいくらでも職はあるし,あまり気にすることではないです.どうしてもアメリカにいたいのであれば,早く永住権を取ってしまえば現地でまた職を探せばOKだと思います.

ある程度の経験と技術があれば基本的には問題ないと思いますし,この文化のおかげで日本でよく聞く「会社に無駄に長く居座っている使えないおっさん」がいません.若い人にとっては逆に良い面とも言えるかもしれませんね.

個人的には,メンバーがいなくなるというのはやはり寂しいので,悪い面に入れました.

みんな仕事テキトー

アメリカに来て思ったのは,「やはり日本人って仕事が丁寧」ということ.

アメリカの職場では「〇〇までに送る」って言ったのに送られてこないとかが多いんですよ.

いわゆる「やるやる詐欺」です.

最初はイライラする人も多いかと思ったので,悪い面に入れましたが,これも考えようによっては良い面とも考えられます.

アメリカでは結構みんなテキトーなのであまりストレスがないです.全員真面目に締め切りきっちりに仕事してたら自分もそのクオリティを求めてしまうので逆にストレスになってしまいます.

日本の労働文化のストレス社会はそういうところからも来ていると思います.が,私はその日本の勤勉さは好きだし,自分は周りに流されずちゃんと約束は守ろうと思っているので悪い面に入れました.

言語の壁がある

一番働いて大変なのは「英語」です.

これについてはまた別途記事を書きますが,・・・

・・

私は英語がそんなにできませんっ!!!!

まぁ仕事しつつ英語の勉強にもなる〜〜〜とか言ってるくらいですからね笑

問題なのは,やはり仕事の幅が限られるということ.

例えば公式文書を作ったり,リーガル関連のチームと打ち合わせしたり,お客様の偉い方を訪問したりといった英語上級タスクは回ってきません.

自分としてはもっとリーダーシップを取って働きたいし,周りのことを把握したいし,まわりから頼りにされたいし任されたいわけです.

この辺は日本でバリバリやってた身からするとちょっと物足りないかなと言った具合です.

でも,これを解決するために英語の勉強頑張れるので良いモチベーションになります

今日も学会のポスターの英語を指摘されてしまい,「ネイティブだったらもっとクオリティ高くできるしその分他の仕事できるし周りの人も安心できるのになぁ」と考えてしまいました...

もう頑張るしかないですねこれは笑

まとめ

そん感じで,良い面悪い面書いてみましたが,どうでしょうか??

私は,アメリカで働くことで日本の労働文化がかなり偏っていることを知りました.

日本のサラリーマンは多くの人がかなり消耗していると思います.

でも,日本は生活面ではかなりいいですよね!笑

生活面についても記事を書いていこうと思います〜

それでは!

1 個のコメント

  • […] その中からピックアップさせていただいたのは「アメリカで働く上での良い面悪い面【結論:良い事ばかり】」本記事では、アメリカのデータサイエンティストの就業環境がありのまま書かれています。例えば、アメリカでは最新のツールや技術が最新かつ優秀な人が集まり、働く中でスキルが上がると語られています。 […]