TOEIC300点から900点超え→海外就職するまでの英語力軌跡とおすすめ英語勉強法まとめ

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TOEIC300→海外就職の英語勉強法まとめ

こんにちは,米国データサイエンティストのかめ(@usdatascientist)です.

これから数回に分けて自分が今までやってきた英語の勉強法を共有していきます!

まず重要なことを2つ言わせてください.

  • 自分は英語には本当に自信がないし,米国で働くようになってからも毎日勉強している身です.言っちゃえば英語はそんなに得意ではないです.
  • 英語に関してはもう何年も勉強し続けていて,まだ全然モノにできていません.TOEIC300点→900点にするのに5~6年くらいかかってます.なので,「3ヶ月でペラペラに」や「1年でネイティブレベル」になれる勉強法ではないのです.念の為.(というかそんな方法は絶対にない.

以上を踏まえて,どうぞ!!

自分の英語力推移

僕の英語力の推移はざっくりこんな感じ↓(主観ですが・・・)

TOEICはあくまでも参考までに書いただけです.こう見ると,順調に英語力が上がっているように見えますが,途中英語から離れた時期もありますし,モチベーションがかなり低くい時期もあって,細く長く学習を続けた感じです.

上のグラフに付け加えると,

  • 大学4年まで:大学4年で初めてTOEICを受ける.ほとんどの問題が分からず,リスニングに関しては今どこをやってるのかが分からなかった(笑).大学受験以降英語には一切触れていませんでした.
  • 大学4年〜大学院入学まで:院試(TOEFL)対策として英語を勉強する.大学受験レベルくらいまでの英語力を取り戻す.
  • 大学院2年間:研究室が国際色豊かで,2年目に関しては日本人が自分だけという謎の環境で英語力を揉まれる.人生で初めて外国人と英語で話す生活をする.研究は基本全部英語.(論文も発表も学会発表も全部英語でやりました).この時期の経験から「海外で働きたい」と強く思うようになる
  • 社会人生活 〜3年:は,大学院時代に比べてあまり英語を使わずちょっとモチベーションが下がる.TOEFLの勉強を少しする.この辺りは謎に米国MBAを目指してましたw 1年ぶりにTOEICを受験しほぼノーTOEIC対策で905点をとる.飛び跳ねて喜んだ.
  • 社会人生活 4年〜:米国のプログラミングスクールに行き,やはり自分は米国の最先端の地で働きたいと決意する.通訳系英会話学校に通い,英語のモチベーションを保ちつつ米国への異動を模索する
  • 米国異動決定から米国勤務へ:米国本社への異動が決まり,毎朝7時に会社に行き同期と朝3時間英語の勉強をする(実際毎日はできてなかったけどw).とにかく英語力の向上に全力を注いだ.実際に移住してからは発音を練習したり,Youtubeみたり,本を読んだり,友人を作ったりして生の英語に触れる生活.特に日本では聞いたことない言い回しや単語が割と自然に身に付く

こんな感じです!

やったこと

Free-Photos / Pixabay

やったことはだいたい以下の通り

  • 単語:TOEIC,TOEFL用単語帳をひたすらやる
  • 文法:文法本
  • 発音:発音本,Youtubeなどで発音練習
  • リスニング:シャドーイング,ディクテーション
  • リーディング:洋書を読む,なんでも英語でググる
  • スピーキング:Skype英会話
  • TOEIC対策:単語帳,模試をやりまくる,フレーズを覚える→こちらは別途記事にします.
  • TOEFL対策:単語帳,  模試をやりまくる.ライティング,スピーキングの型を覚える.→TOEFLの勉強はそんなに続かなかったのであまり共有することはないかも

そのほかに,論文を英語で書いたり,学会発表や仕事のプレゼンを英語でやったり,海外出張したりと,英語を使う機会はあったのでその都度英語の勉強をしてました.

今振り返る英語上達の最短ルート

・・・まぁ最短かどうかは分からないけど,もし今自分の英語力が0になったらこういうルートでやるかなっていうのがあるので共有します.

TOEIC対策の記事は別で書くとして,本記事では「本当の英語力」をどうやって上げるかについて書いていきます.テクニック的なのではなく,ビジネスでも日常生活でも使える「英語力の底上げ」の仕方を共有します.

僕が今思う英語上達の最短ルートは以下です.(詳細やオススメの教材はそれぞれの記事で説明しています.)

基礎編

  1. 正しい発音を身に着ける発音記号通りに発音できる.スペルを見たら正しい発音ができる.リンキングがわかる等
  2. 単語を覚えるせめてTOEIC700レベルはほしい.TOEICとTOEFLの単語帳をやればOK
  3. 文法を学ぶ文法本を一冊やる

基本はこの3つです.「1.発音」に関しては最初の1〜2ヶ月くらいで身につくのであとは「2.単語」と「3.文法」を並行して進めていきましょう

TOEIC700レベルまでの単語を覚えて,文法本を3周くらいしたら応用編にいきます.ここまで3ヶ月くらいあればできると思います.(とは言ったものの,基礎編の勉強は飽きやすく面白みもないと思うので,応用編もチェックして続きそうなところからやってみてください!)

応用編

  1. オンライン英会話で話しまくるめちゃくちゃ安いんでやりましょう.他ができなくてもこれだけは絶対にやりましょう.できれば毎日
  2. ディクテーション聞いた文を紙に書いていきます.これをやるとリスニング力と文法力が格段に上がります.Amazon Audibleや海外ドラマがオススメです.
  3. シャドーイング時間があればやりましょう.聞いた文をそのまま声に出します.思考停止してやると意味ないので,常に文の意味を意識することが重要です.Amazon Audibleがオススメです.
  4. 英語で勉強する:基本英語でググります.慣れてきたらUdemy講座も英語のものを受講しましょう.

単語,文法の勉強は進めつつ,徐々に応用編の内容をやっていきます.

応用編の軸になるのは「毎日オンライン英会話」です.”考えていることを英語で発する練習”をすると,「これなんていうのかな?」と考えるようになって,単語・文法の勉強が加速されます.

そのうち自分が使っている文法やフレーズがいつも一緒であることに気づくので,「もっと他の言い回しを知りたい」と思うようになり,ディクテーション時にネイティブが使うフレーズを意識するようになります.英会話を録音するのもオススメです.すると自分のアクセントが気になるので,シャドーイング時にネイティブのリズム・アクセントを意識するようになります.

英語を話さない限り英語は絶対に上達しません.今は簡単に・安価にオンラインで英語を話すことができるので,これをやらない手はないと思います.私が使っていたおすすめのオンライン英会話をこちらで紹介しています.

それではそれぞれの勉強法を紹介します!詳細はそれぞれの記事を参考にしてください.

基礎編

1.発音

最も重要かつ一番最初にやっておくべき内容です.

最初に正しい発音を学ばないと,それ以降の英語学習で常に間違った発音を使ってしまい変な癖がつきます.必ず最初に正しい発音を学びましょう.

意外にも1〜2ヶ月ほどで発音は身につきます.最初の1〜2ヶ月を発音学習に投資できるかどうかで今後の英語学習の効率が格段に変わります

【一番重要】基礎編1. 英語の発音勉強法〜発音・リンキング・音声変化〜

2.単語

ある程度発音が身についたら単語を勉強しましょう.単語がわからないと聞いても読んでもなんのことなのかわかりません.

単語帳は「おそらく日本人が知らないであろう単語」をレベル別にリスト化してくれています.このリストを自分で作るのは骨が折れます,ありがたく使っておきましょう.

基礎編2. おすすめの英単語の勉強方法

3.文法

「英語を話すのに文法なんて不要」とういう人がいますが,それは嘘なので無視しましょう.本当に英語ができるようになりたいのなら,文法は必須です.

海外ドラマや洋書に触れているだけで文法を自然に学ぶのは結構時間がかかるので,文法本をやるのがいいです.

迷ったら「一億人の英文法」だけ読んでおけばいいと思う.

基礎編3. 英文法のおすすめ勉強方法

応用編も書き進めています.

応用編

1. 英会話の勉強方法〜おすすめオンライン英会話〜

水泳を学ぶのに泳ぎ方の本を何冊読んだって,水の中に入って実際に泳いでみないことには泳げる用にはなりません.

自転車だって,テニスだって,そうですよね?

英語もそうです.英語を話さない限りは英語は話せるようになりません.当然のことを言っているのに,これをわかっている人は少ないと思います.

多くの日本人が「義務教育で何年も英語勉強してるのに英語が話せない」と言いますが,私から言わせてもらえば「義務教育で話した程度の量で話せるようにはならない」です.

とにかく英会話は絶対にやりましょう.今ではネット環境とPC/スマホがあれば気軽に英語を話す環境を超安価で作れます.

DMM英会話が値段も安く質もいいのでおすすめです.

応用編 1. おすすめの英会話勉強法〜おすすめのオンライン英会話はこれ〜

2. ディクテーション

これが一番効率がいい勉強法かも.自分はアメリカに来てもやってます.リスニングと文法が超効率的に身につきます.

やり続けると脳が変わってきます.1人でできる最高の英語勉強だと思います.Amazon Audibleで洋書を一冊買えば数ヶ月,下手したら1年以上使えるのおすすめです.

Amazon Audibleなら再生速度の変更や30秒前に簡単に戻れるので,ディクテーションをやるのに最適です.ナレーションもプロなので聞き取りやすいです.

私が友人と試行錯誤して最終的に行き着いたやり方をまとめています.かなり自信あるので是非チェックしてみてください.↓

応用編 2. ディクテーションのやり方〜これをやると脳が変わる,まじで〜

3. シャドーイング

空いた時間に気軽にできるのでおすすめです.通勤時やシャワー中にAmazon Audibleでひたすら英語を流しながらシャドーイングします.

最初は難しいので,簡単な子供向けの本を選びましょう.低速再生するのも手です.

シャドーイングはただ聞いた音をまねて発音するだけだと効果が薄いので注意です.正しいやり方は↓の記事にて解説しているのでチェックしてください.

応用編3. おすすめのシャドーイングのやり方〜これで英語のリズムに慣れる〜

4. 英語で勉強する

極め付けはこれです.「英語を勉強する」時間に加え,「普段の勉強を英語でする」ことで多くの時間英語に触れることができます.

英語に触れる時間を増やすことが重要です.ほとんどの方は1日1時間英語の勉強をするのでも大変だと思いますが,自分の勉強したいことを英語で勉強すれば,英語も学べて一石二鳥です.

本ブログの読者はデータサイエンスやプログラミング学習者が多いと思いますが,将来グローバルで働きたい・英語を使って仕事をしたい人はこれらを英語で勉強することを強くおすすめします.

私は英語のUdemyの授業を購入し,英語で書かれたデータサイエンスの名著を読み,アメリカのプログラミングスクールに行きました.

流石にアメリカのプログラミングスクールに行くのは大変だと思いますが,英語のUdemyを受けたり,洋書のテキストで学ぶことは誰にでもできると思います.

新しいことを英語で学ぶのは大変だと思う(とくに統計や機械学習の理論)ので,一度日本語で学んたあとに英語で学ぶのがいいと思います.

あと,わからないことがあったら英語でググるのも勉強になると思います.

おすすめのUdemy講座はこちらに記事にしています.また,おすすめの洋書の統計学はこちらの記事に,機械学習についてはこちらの記事にまとめています.参考にしてください.ちなみにどれも英語のレベルはそこまで高くないです.読みやすい本のみ紹介しています.

まとめ

英語力のおすすめの勉強法は

基礎編

  1. 正しい発音を身に着ける発音記号通りに発音できる.スペルを見たら正しい発音ができる.リンキングがわかる等
  2. 単語を覚えるせめてTOEIC700レベルはほしい.TOEICとTOEFLの単語帳をやればOK
  3. 文法を学ぶ文法本を一冊やる

応用編

  1. オンライン英会話で話しまくるめちゃくちゃ安いんでやりましょう.他ができなくてもこれだけは絶対にやりましょう.できれば毎日
  2. ディクテーション聞いた文を紙に書いていきます.これをやるとリスニング力と文法力が格段に上がります.Amazon Audibleや海外ドラマがオススメです.
  3. シャドーイング時間があればやりましょう.聞いた文をそのまま声に出します.思考停止してやると意味ないので,常に文の意味を意識することが重要です.Amazon Audibleがオススメです.
  4. 英語で勉強する:基本英語でググります.慣れてきたらUdemy講座も英語のものを受講しましょう.

です!

特に基礎編1.発音と,応用編1.英会話は重要だと思います.

1人でやる勉強なら応用編2.ディクテーションが一番効率がいいのでおすすめです.私はアメリカに来た今でも続けている勉強です.

私のブログで紹介している教材は全て無料〜2000円程度でできるものばかりです.高額な費用も払って海外留学したり英会話教室に通う前に,是非このあたりの「安くて1人でできること」からやってみてほしいです.

それでは!