【迫り来るデータ時代】データサイエンスが未来を作る【5Gが世界を激変】

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こんにちは,前回の記事でデータサイエンティストはアメリカでベストジョブという話をしました.

インターネットの到来とパソコンの普及でデータが溢れかえっていてそのデータを活かした企業が生き残る,データはまさに資産であるという話をしました.

でもこれって,もうそろそろ飽和するんじゃない?

という話が聞こえてきそうなので,声を大にしてそうではない,むしろこれからが本当のデータサイエンスが重宝される時代なのだという話をしたいと思います.

まずそこでキーとなるのが5Gの技術です.

5Gが世界を激変させる

みなさんも聞いたことがあるかと思いますが,これから5Gの時代が到来します.

5Gなんて,ただ高速になって動画がみやすくなるだけなんじゃないの?

と思っている方も多いと思いますが,実はこの5Gにより世界は激変します.そしてそれを推し進めるのがデータサイエンティストです

まずこの5Gは5th generationの略,つまり第5世代です.

そしてこの第5世代は今までの世代が変えてきたものとは比べ物にならないほどの変化を世界にもたらすと言われています.

まずは今までのGenerationたちをみてみましょう.

世界は今までのGeneationによって激変してきた

1Gとか2Gと聞いてもあまりピンとこないかもしれませんが,1Gはアナログ通信(つまり電話)2Gはデジタル通信(電子メールなど)を可能にしてきました.今ではなくてはならない当たり前のものになってますが,当時電話ができたりメールができたりしたのは本当に革命的だったそうです.

これによって,あらゆるビジネスが加速し,人が繋がり,そして急速に携帯電話が普及しました.

おそらく当時のほとんどの人はこれで満足していたと思います.だって今まで手紙を書いて送ってたのが電子メールを書いて送れるようになったし,用があれば電話をかけて伝えればよくてそれっていうのがすごく生活を便利にしたしそれ以上便利になることはないと思っていたでしょう.

しかしその後,3Gがやってきます.

当時の私はこの3Gに対して「今まで画像がカクカク表示されていたのがスムーズに表示されるようになる」程度のマイナーアップデートだと思ってました.

しかーーーーーーーーし

この3Gの技術をもって満を期して発売されたのがあの

iPhone 3G

ですよね.

そう.3Gの通信技術がiphoneというプロダクトを可能にさせ,今やスマートフォンというあらたな市場を作り出しました.

だがどうでしょう,3Gなんて今や遅くて使い物にならないですよね?

そうなんです,4Gになってから扱うデータが膨大になっているんです.いまやなんと1日に2.5quintillion bytes(10の30乗バイト!?よくわかりません)ものデータが作られ,全データの90%が過去2年に作られたと言われています.

4Gによって,主に動画サービスが普及しました.今ではスマホでYoutubeを見れる時代,オンラインゲームをしたりテレビ電話をしたり,TikTokにショート動画をアップしたりと,4Gによってそのデータの量というのは莫大になりました.

5Gはいままでの変化とは比べ物にならない

5Gは4Gと比べてどうなるかというと,

  • 通信速度が上がる (4Gにくらべ約100倍早い)
  • 同時接続できる数が増える (複数の機器が同時にネットワークで接続→物と物が繋がる)
  • 遅延が少なくなる (遅延が約1/10に)
え,なんかただのマイナーチェンジじゃん?

そう思われる人も多いかと思いますが,違うんですこれが世界を変えるんです.ただYoutubeの動画がサクサクみれるとか,ダウンロードが早くなるだけじゃないんです.

5Gの普及により,自動運転,遠隔治療,医療AI,IoTなどの技術が実現されます.

例えば自動運転では,(一部の地域の)全ての車がインターネットに繋がり自動制御された未来がきたら,世界はどう変わるでしょうか.

運転する必要がない,お酒飲める,車持つ必要がない,etc,,,

色々ありますが例えば,車同士がAIで制御されることによって,無駄な渋滞がなくなり最適なルートを選択できることができます.(渋滞というのはカーブ時のブレーキや下り坂から上り坂に変わるところでのブレーキが原因と言われています.)

救急車が通ることがわかっていればあらかじめ車をAIで動かして道を開けることだって可能です.その救急車の中でロボットアームにより遠隔手術することだって可能になります.なぜなら5Gにより遅延がほとんどなくなるからです.機械学習したロボットアームが手ブレなどを補正したり,画像認識などで手術補助することだってできます.これを遅延なくできてしまうのです.

これは車の例ですが,これが車に限らず様々な家電がインターネットに接続され,自動制御されるIoTの時代がきます.

結局世界を変えているのはデータサイエンス

5Gというのはただ通信を早くして同時接続を可能にして遅延を減らすだけです.その技術をどう活かすか,先ほどの自動運転などの例をみてもわかるように,その技術とデータでなにをするかが非常に重要になってきます.

ただYoutubeが早くなるとかテレビ電話が快適になるとか,そんな話ではないんです.

自動運転だって,人工知能搭載アームだって,最適なルートを検出するのだって,画像認識の手術補助だって,全てはデータサイエンティストが機械学習や統計学を駆使してアルゴリズムを作っています.

つまり,5Gというのはただのプラットフォームで,実は今までデータサイエンティストが考えていた理論上実現可能だと思われていた未来を実現可能にする技術である

これは,インターネットというプラットフォームを活かして検索エンジンで世界を変えたGoogleや,3Gという技術を活かしてスマートフォンで世界を変えたAppleのように,ある技術革新があって,それを使ったサービスで世界を変えるのです.そこで必要な知識がデータサイエンスです.

未来を作っていくのはデータサイエンスなのです.

アメリカではデータサイエンティスト争奪戦が始まっている

実際今,アメリカでは多くの会社がデータサイエンティストを雇っています.5G時代に向けて各社超高待遇でデータサイエンティスト争奪戦が起きています

前記事Data ScientistがGlassdoorのBestJobに選ばれたと書きましたが,その時の年収の中央値が$108k(年収1100万程度)でした.

実際に私の周りではだいたい年収1500~2200万くらいがレンジです.

(これが高いのかどうかはまた別途データサイエンティストの年収についての記事でお話します.)

私はアメリカ大手IT企業で働いていますが,この間もDataScientistの同僚が転職を決心して,その2週間後にはもう内定をもらってました

しかも30才で,DataScientistチームのDirectorに笑

その会社はこれからデータサイエンティストを雇おうとしていて,今は3人ほどですが20人近くに増やしたいそうです.

私のチームでも今,たくさんのデータサイエンティストを募集しています.ここ一年間は月3回くらいのペースで面接をしていました.

まとめ

  • 今まで以上にデータが重要になる.
  • 5G時代ではデータサイエンティストが世界を変える
  • データサイエンティスト争奪戦はもう始まっている

アメリカのデータサイエンティスト事情やリアルな年収,仕事についてはまた別途記事を書こうと思います.

また,データサイエンスを学ぶために必要なことなども記事にしてアップしていく予定です.

それでは!

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